血糖値を下げたいときは「乳酸菌」。高血糖を防ぐ効果とは?

乳酸菌と血糖値の大きな関係性について

乳酸菌には整腸作用だけでなく、数多くの効果があります。

血糖値が高いものを抑制し、理想的な血糖値へと導く効果があります。

 

高血糖の原因

なぜ血糖値が高くなるのか

血糖値を左右するのは、血液中のブドウ糖の量です。

すなわち、高血糖とは血中のブドウ糖の濃度が高いことを指します。

通常は血糖値が高くなると、膵臓内の膵β細胞から分泌される、インスリンと呼ばれるホルモンによってその値を下げ、血糖値を正常に保とうとします。

しかし、インスリンの分泌が十分でなかったり、効き目が弱くなったりすると、高血糖状態となります。

この状態が続くことで、糖尿病になる他、脳卒中や心筋梗塞などの急性疾患を発症するリスクが高まってしまします。

インスリンが上手く分泌されない原因は、遺伝によるものもありますが、その大半は生活習慣からくるものです。

糖分や脂分の多い偏った食生活、肥満や運動不足、ストレスを感じる生活を続けていると高血糖になりやすくなってしまうのです。

 

乳酸菌で血糖値を抑制するメカニズム

乳酸菌は血糖値を抑制する効果がある

腸内環境を整えることで有名な乳酸菌ですが、乳酸菌によって血糖値を正常にする効果があることがわかっています。

乳酸菌が高血糖の改善に繋がる働きは、主に2つあります。

血糖値を下げる

乳酸菌の摂取により、腸内からインクレチン「GLP-1」と言われるホルモンが分泌されます。

GLP-1には、以下のような働きがあります。

  •  インスリンの分泌を促進
  •  膵臓内の膵β細胞を増殖
  •  血糖値を上げるホルモン(グルカゴン)の分泌を妨げる

以上のような、膵臓の働きに直接作用する効果があるため、乳酸菌によって高血糖を予防することがわかっています。

その他にも、胃の内容物を排出するスピードを遅らせるという働きもあります。

これにより満腹感が持続し、食欲を抑えるといった高血糖を予防する間接的な効果もあるのです。

 

血糖値の急激な上昇を抑える

乳酸菌を多く含む代表食であるヨーグルトは、低GI食品に属しています。

この「GI」とは食後血糖値の上昇を表す「グリセミック・インデック」の略で、食後の血糖値の急激な上昇を抑え、緩やかにする効果のある食品なのです。

また、乳酸菌の中でもビフィズス菌SPには優れた整腸作用があり、腸内の善玉菌を増やすことで血中のブドウ糖を素早く吸収します。

そして、こちらも乳酸菌の一つであるクレモリス菌FC株はEPSというネバネバした物質を作ります。

このネバネバは胃酸に強い耐性があり、生きたまま腸に届くことで、食物繊維のような働きをし、血糖値の上昇を抑えると考えられています。

ただし、乳酸菌を含む食品には多糖や高脂肪のものも多い傾向にあります。

高血糖を改善・予防する目的で摂取する場合は、低糖や低脂肪のものを選ぶように心掛ける他、サプリメントなどで摂取する方が良いでしょう。

 

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